日高山脈南方の麓からHidaka Mountains

「音(おと)を愛するブラバン少年が牛(うし)を愛するデイリーマンに」
当社の田中伸一代表には、学生時代の淡い想い出があります。
それは中学時代に始めたブラスバンド。
中学2年生から始めたそうです。
楽器はTUBA(チューバ)。
大きな楽器で大きな楽器で低音の金管楽器です。
相当の息使いが求められます。
管内ブラスバンドの指導で有名なH先生が大樹中学校に赴任されました。
先生は当時、A中学校に10年間教員として勤務、「A編成」でいつも上位の成績を上げる実績でした。
指導ではトップレベルの先生です。
熱血あるH先生の指導もとで、田中少年は一生懸命に練習したそうです。
4月から初めて半年後の9月。
初めての大会となった十勝地区大会にて、見事「B編成」金賞受賞。
チーム一丸で練習した成果が実り、メンバーみんなで喜びに浸りました。
成功体験はさらに続きます。
中学3年のときは、十勝地区代表として全道大会に出場。
場所は厚生年金会館(現在のニトリ文化ホール)にて。
「B編成」のステージで大樹中学校は最初の登場。
当時は北海道で一番の大きなコンサート会場。
豪華で張り詰めた雰囲気の中、一層の緊張感が走ったそうです。
そのような中でも、メンバー同士で鼓舞し合い、全員がベストなパフォーマンスを発揮できたそうです。
自由曲はバッハの「トッカータ」。
結果は見事に全道金賞受賞。
その結果発表でのH先生の驚きの様子はいまでも脳裏に焼き付いているそうです。
田中代表が中学生時代に体験し、いまでも想い出として残っている貴重な成功体験でした。
翌年は高校受験を迎える中で、2月にはアンサンブルコンサートを開催。
観客と感動を伴する一方、高校受験が目の前に迫っていました。
高校は江別の酪農学園機農高校に進学。
直前まで楽器演奏に力を入れていた田中少年に、この高校に決めた決定打は親戚関係にある大樹町の有名な酪農経営者からの説得だったそうです。
酪農系の高校進学に心が動いたそうです。
田中代表はいまでの仕事中にクラッシクを聞きながら仕事に勤しむとのことです。